ノイズについてのお話

 

よく、こんな相談を受けます。

「ノイズが酷いんですけど(;-;」 「ノイズを消したいんですけど・・・」

確かに一言で言ってしまうとそうなんですが・・・

このノイズっという単語の受け持つ範囲はとても広いです。

人間的に言うと

「具合が悪いんですけど・・・」がわかりやすいかな?

どこの具合が悪いの? 頭が痛い? お腹が痛い?

怪我をした?熱がある?病気?という感じです。

 

まず、ノイズってなにさ?って事なんですけど

録音においてのノイズは、(録音したい音以外の音)になります。

たとえば、皆さんがよく聞く ”ざー” とか ”さー” とか ”びりびり” ”ぶ〜ん”とかですね

ですがこれ以外にも、たとえば時計の音、外で子供がはしゃぐ声

飛行機、自動車、お腹の音(笑)、足音、パソコンの駆動音

または、マイクについてのページに書いてある、リップ、マウス、吹きなどのノイズも

もちろん含まれますし、台本をめくる音(ペーパーのノイズ)など

これらすべて”ノイズ”ということになります。

 

まぁですから、ノイズが酷いんです。 の一言では

意地の悪いことを言ってしまえば、からすの鳴き声でも入るの?

っということになります。まぁ、大抵の相談は、”ざー”とか”さー”とかの

電気的なノイズの相談であることは、間違いないのですが

 

なんですけど、さらにこのノイズをわかりやすく分類すると

”ざー”とか”さー”というのは、一般的にホワイトノイズと言われます。

たとえば、TVでチャンネル設定されていないチャンネルにあわせると

ざーーーー っと音がなっていますね

あとは CDラジカセやCDプレーやMDプレーやーなどで

音楽や声などの音声が流れていないときでもスイッチが入っていると

”さーーーーーーー”と聞こえますね、それがホワイトノイズです

これは、機械本体の性能に大きく左右されます。

なので、これらを減少させるには、ハードウエアを変えるしか

手が無いです。まぁあることはあるけど・・・

 

そして、きっと多くの人が、録音で困っていると思われる

”ぶ〜〜ん”とか”じじじじじじじじ”といったようなノイズは、もちろん

ハードウエアにも依存するんですが、電気的な要因によっても

引き起こされます。これらを(ハムノイズと一般的に呼びます)

たとえば、強い電磁波を放っている機器が近くにあったり

(TV,電子レンジ、ドライヤー、蛍光灯、モーター駆動するもの、ETC)

接触が悪かったり、または家庭電源に含まれているノイズとかもあります。

一言で、これが悪い!!とはいえません

ですが、怪しいものはマイクやパソコンの近くに電源を入れて置かないのがコツです。

そしてなにより、実は録音しているパソコン本体が一番のノイズ源ともいえるかもしれません。

いまやパソコンの脳みそ(CPU)は1GHz以上という非常に高周波数で動いている物がほとんどです。

これが、強い電磁波を生み、ノイズの大きな原因となりやすいです。

次にこの非常に高周波数で動く脳みそは、車のエンジンと同じで回転数(周波数)をあげれば

どんどんスピードは速くなるのですが、その分ものすごい熱も生み出します。

そのうちCPUの熱で自家発電(爆)なことはありえないですが、それにしても

冷やさなければ、スイッチを入れて一瞬で目玉焼きが焦げるくらいの熱を発します。

人間の脳みそも高温に弱いようにまた、CPUもまた熱には弱いのです。

そこで、ほとんどのパソコンは、小さい扇風機で風を送って空冷方式で

脳みそを冷やしていますが、扇風機を思い出してください。

風切音しますよね?(ぶ〜〜〜ん)って、また扇風機をTVに近づけてみてください。

きっと画面にちかちかとノイズが走るはずです。小さな扇風機がついているパソコンの内部も

また、同じ情況なのです。

つまり、ノイズの発信源を冷やしているのもノイズの発信源なんです(あいたたたたた(笑)

そして、メーカー製パソコン(NECやIBM、富士通など)は、

パソコンの各部品の母体となる板(マザーボードといいます)まぁ人間でいうと胴体?

つまりその板にCPUやらメモリーやらCD-ROMやらがくっついてひとつのパソコンになるわけですが

そのマザーボードに最初からおまけのように(オンボード)くっついてきている

サウンドチップ(主に音のに関するDATAを処理する脳みそ)を使っています。

こんな表現をすると、多くの人から突っ込みをいただくかも知れませんが。

このサウンドチップ、パソコンのなかでは、雑踏のなかで暮らしているようなもんです。

雑踏のなかで電話する・・・そんな感じです。

あー誰か知らない人の声が混じる、車のクラクションが!!足音が!!なんだかわからない音が!!

そう! これが、ハムノイズとして録音したファイルに現れてくるわけです。

では、この雑踏から逃れるにはどうしたらいいのでしょう?

 

ひとつ、強固な防音室をつくり周りの音を遮断する

ふたつ、雑踏から離れる

みっつ、雑踏の密度を下げる  くらいかな?

 

 一つ目は、サウンドボードといわれるものを買い足す方法です。

高い価格帯のものは、防音室のような感じで雑踏のノイズを

できるだけ、拾わないように設計されいます。

さらに、録音する本人の性能も上げてくれます。

 

 二つ目は、USBのサウンドユニットと呼ばれるもので、平たく言ってしまえば

サウンドーボードはパソコン内部につけるのに大して、パソコンの外に

サウンドカボードをつけてしまおう!!っという事です。

それによって、雑踏から離れ、ノイズの混入を防ぐわけです。

またこれらも、サウンドチップ自体の性能が高いものが多いです。

 

 三つ目は、少々地味ですが、電磁波を吸収する素材(炭とか)を

パソコンの内部にいれたり、パソコンに供給する電気コンセントタップを

ノイズを少なくしてくれるものに変えたり、パソコンのCPU-FANを

音の小さいもの変えたりといった感じです。

 

手軽で安価なのは もちろん3番目ですが、その分効果も薄いでしょう

初心者には2番目をおすすめします。

 

一番目は、わりかしパソコンのハードウエアに強い人むけです

二番よりも多くの利便性があります

が、最近は 二番と一番の差は、内か外かの差くらいしかありません

まぁこれらの機械のことは、「音質アップ大作戦」の方をごらん下さい。

 

で す が

 

たとえば、私はそれなりにお金をかけているし気を配っているので

こういったノイズはかなり低く抑えられていますが、逆に性能のいいマイクを使ってしまうと

パソコン本体のFAN(CPUとかの冷却装置)の音を拾ってしまって

それが、ノイズ源として悩まされる事もあります。

っというふうに、ノイズを消すというのは、なかなかどうして大変なものなんです。

 

そして ここまで大夫、長いお話になりましたが、まだまだ話はおわりません(爆

ノイズの原因というのは、ひとつや二つじゃないところが 一番のみんなの悩みの種なんです。

たとえば、無事ハードウエアをかえて USBのサウンドユニットに変えた!!としましょう

これでめでたくノイズとおさらばか!!っというと、そうそうウマく行かないこともあります。

その原因は、マイクです。

マイク自身もノイズを持っています。または、マイクからサウンドユニットまでの経路で

ノイズがはいるかもしれません。

特に、最初からパソコンに付属していたり、最近けっこう出回っているヘッドフォントマイクが合体した

ヘッドセットといわれるマイクでは、期待はもてません

逆にハードを良くしてしまったがために、さらにマイクの悪さが際立ったりもします。

もちろん、マイクも高いものを選べば、性能があがります。でも

ハードウエアが、結構なお値段なので、さらにマイクまで・・・っというと、お金が・・・ねぇ

でも、ご安心をマイクに関しては、最近はやすくてもいい物が増えています。

家庭でとるならば、カラオケ用のダイナミックマイクロフォンでも十分OKです。

まぁ、私のページでは MS-907sという SONY製のエレクトレットコンデンサーマイクをお勧めしています

これは、ステレオ録音もできるし、志向性の切り替えもできるし、感度も高いのですが

それなりに値段はるし、逆に感度のよさが、周りの音を拾いすぎてしまうという弱点もあります。

わたしは、幸い周りが静かなほうなので、マイクが拾うのは、パソコンのFANの音くらいなもんですが

中には、そうも行かない人もいることでしょう

そこでダイナミックマイクロフォンの登場です。

MS-907sのようなコンデンサー系の感度はありませんが、そのぶん芯をとらえれば

余分な音は、拾わない可能性があります。

SONY、VICTOR、AUDIOTECHNICA の三社が割合買いやすい価格帯のものを出していますし

一応、日本を代表するメーカーですので、やすくても、粗悪品はない・・・はずです・・・。

だいたい 3000円前後が やすい部類でしょうか、とりあえずカラオケ用とかスピーチ用とか

書かれた、見慣れたマイクであれば、とりあえず、付属品のマイクよりはマシになるでしょう

 ちなみに、MDやカセットテープにくっつけて録音するような小さいマイクは、

小さいながらもすごく感度が高いので、使わないほうが無難です。

そして、もう少し予算がある人は、ハイパーカーディオイド特性と呼ばれる、機能というのだろうか・・・?

ようは、音の取れる範囲を狭めたマイクなんですが、その分まわりの雑音を拾いにくくなっています

ただ、もちろんきちんと常に音の拾える範囲で録音しないと、綺麗に音がとれないのですが・・・

通常この手のマイクは高いのですが、AUDIOTECHNICAさんから、安め価格ででてます。

まーでも、安いもので8千円くらいはしますが、予算に余裕のある人にはお勧めです。

さらに、よゆーのある人は、楽器店で店員と相談してみるとよいでしょう

マイクは、その時々によってなにを使うかが変わってくるので

一概にこれが いい! と言い切れないところが難しいですが

ぱんぴーには そんな知識もお金もないので、カラオケマイクでがんばりましょ〜(笑

 

さて これでマイクのお話は簡単ではありますが終わります。

ここで まだ紹介してない ノイズの種類を紹介します。

それは、時折 ”ぷつっ” と一瞬だけ入るノイズ これを一般的にクラッチノイズといいます。

まぁ最近は、このノイズが入ることがすくないのですが・・・

っというのも、年齢がそれなりの人はわかっていただけると思うのですが(笑

レコードなどでは、クラッチノイズがある意味、あたりまえで、今ではそれが風流でもあったりします。

最近では、接触不良などで 入ることがあるみたいです。あとは機械の気まぐれ???(笑

これは、ある程度達人になってくると、自分で修正できます・・・。ですが、量が多いとちょっと鬱になるかもw

新規追加分  

つまり今までのことをマトメルト

ノイズを少なくする為には、ノイズの原因を探しだす。この作業につきます。

病気も同じ、原因を突き止めてそれにあわせた治療をしなければよくなりません

では突き止めるには、とっても地道な作業ですが、一つ一つのノイズの発生する

可能性をつぶしてゆく・・・これに限ります。

まずは、ソフトから始めましょう、音に関係のありそうなドライバーやソフトを最新の状態にしてみる

または、最新の状態ならあえて古いバージョンのドライバーに戻してみる

割合ドライバーを変えたらノイズが消えたというのも多い事例です。

次に録音ソフトやエンコーダーソフトを今使ってるものと変えてみる

次に配線などをもう一度確かめる、周りになにかノイズの原因になりそうなものがないか探してみる

そうして、安い機材から変えてみる、そうやって一つ一つ変えてみてつぶして行くしかないのです。

なぜなら、ひとつの要因だけのノイズじゃないかもしれないからです。

いろんな箇所での小さなノイズがあつまって最終的に大きなノイズになっている可能性だってあるのですから

ですから、非常に根気の要る作業です。

だから、誰かに相談して解決しなかったからといって、その企業やその人を責めることができません。

ノイズと完全にオサラバすることは今現在無理なのです、あくまで最小限にとどめる事を

プロの世界でも日々研究努力している難しい課題なのです。

 

ほんで、最後は、ノイズ除去についてです。

これだけ、注意したのに、憎きノイズ小僧は、しつこくついてきます。

そこで 最終手段は、ノイズ除去ソフトに頼らざるを得ません

ですが、できるならば、ソフトを使う前に極力ノイズが乗らないように録音し

ソフトを使わないのが一番です。

ノイズ除去ソフトがあるからといって、それに頼るのはあまりよくありません。

っというのも、はっきり言ってノイズだけを除去するというのはとても難しいからです。

主な方法として、ノイズが乗っている周波数帯の音量を落としたり

全体の音声レベルを落としてノイズが乗っている部分をそぎ落としたり

または、各自独特の方法でノイズを判断して、カットしたりと

大体これらの方法でノイズを減らしていますが

ノイズカットをして、音質が変わってしまうことも多々あります。

そのために 音質が変わらないように設定で細かいパラメータをいじる事になりますが

これらをいじくるには、相当な経験と修行が必要です。

設定を変えては、処理し、変だったら元に戻し、また設定を変えて処理し・・・以下繰り返し

で自分が思うパラメータを自分で発見しなくてはいけません

中には、AUTOとか自動でやってくれるソフトもありますが

正直、妥協としてこれでも仕方がないか、ノイズカットしないよりはマシ程度くらいにしかなりません

できれば、私もこのノイズカットのソフトはできるだけ 使わないように触らないようにしてます。

どうしても使うときは、私も素人の一員なので、設定をあわせるのに、ものすごく時間がかかり一苦労です。

使うな!とは言いませんが(便利だし)、頼りすぎはやめましょう。

 

っというわけで、ノイズの話でした。        2003/9/4 はにわ